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肩コリはなぜ起こるのか(2)

  • 執筆者の写真: 琴美 藤瀬
    琴美 藤瀬
  • 2022年5月24日
  • 読了時間: 2分

前回

肩コリ原因の5つをお伝えしました。

今回は肩こりの原因と解決策について詳しく解説していきます。




  1. 頭の重心が前にずれている。


これは口呼吸や、スマホを見すぎる、丸まった背中でパソコンを触るなどしている方に多いです。



口呼吸ということは、口が開いています。

口を開けてみると喉ぼとけあたりが狭くなるのがわかると思います。

ということは、空気の通り道である気道も圧迫されます。

気道が圧迫されると苦しいので、やや頭や顎を前に出すことで苦しさを解消するように体が自然に動きます。

頭はスイカ1個分の重さ(4~6㎏)と言われていますので、頭が前に出るということは、5㎏の重さで体を前にひっることになります。

となると首や肩を使って後ろに引っぱりかえすために筋肉が緊張します。

パソコンも同じような原因で前に出た首とそれを引っ張る背中の緊張が原因になります。




また、スマホを見るために首を曲げている方をよく見かけますが、

先ほどもお伝えしたように頭は4~6㎏の重さです。

さらに傾きによって首にかかる負荷が違います。


皆さんはボーリングの球を持つとき下から支えるように持ちますよね。

そのほうが楽だから。

手首からボールの重心を遠くすればするほど、重く感じることは想像できると思います。


同じことが首に起こります。

首が10度傾くと5キロ首への負荷が増すといわれています。

スマホを見るとき

なぜか多くの人が胸元あたりに画面を持ってきて

目線をほぼ真下になるくらいで見られます。

それだとおよそ60度くらいは首が曲がっている状態で

首が感じている負荷は72㎏になります。

どうしてもスマホを見たいなら

スマホの画面を目線の高さに持ち上げません?

それだけでもだいぶん首は楽になりますよ?




では解決するためにはどうしたらよいのか


「正しい姿勢を保つ」


がこの場合答えになります。


正しい姿勢というのは

足裏の母指球、小指球、かかとの三点にバランスよく体重が乗り

骨盤が後ろにも前にも傾きすぎずどちらにも動く状態で

腰と背中が自然なS字カーブを描き

その上に頭が乗っている状態です。


目安としては

横から見て、

耳たぶ・肩・大腿骨大転子(おしりの横の出っぱった骨)・くるぶし

まっすぐになっている状態です。


座っているときは

耳・肩・大転子を目安に見ます。


このラインを外してしまうと頭の重さが

ゴゴンっと首にかかってしまうので

基本的にはこのラインを崩さないように意識します。

前のめりになるときも

背中を丸めるのではなく

上半身ごと斜めに倒しながら前に傾いていくイメージで動くとかなり楽になります。



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